いのちto(と)こころの教室 (いのちの授業+セラピー活動)


少年院の子どもたちにとって、犬という身近な動物の存在の問題を通して、命の尊さや大切さ、生きている意味を感じ取り、自他への命の慈しみと思いやりを考えるきっかけづくりになる事を期待しています。

また、実際の保護犬(セラピー犬)に触れて話しかけるというセラピーで、命の暖かみを感じそのふれ合いから安心と信じ合う心を伝えたいと思っています。

さまざまな生い立ちと背景を持ち、社会から見放された過去を持つ保護犬の存在が、子どもたちにとっても少なからず自らに重ね合わせ、共感できる部分もあると思われることから、この授業の意義は大きいと考えています。

「いのちto(と)こころの教室」

北海少年院にて、いのちの授業+セラピー活動を行いました。
40名の院生さんと授業を進める中で、感動的な場面が幾度か訪れました。
犬に対して、院生さんたちも心を開き、みんな純粋になって受け止めてくれます。
とても、手応えのある教室となり、大盛況のうちに終わりました。
最後に院生さんからのお礼の言葉をもらい、一斉の拍手で見送られた時は胸に迫るものがありました。
写真は保護わん「チーム北海道」のメンバー 

北海道新聞に写真集の記事が掲載されました!

犬に触れ 命の大切さ学ぶ
東京の愛護団体 北海道で教室

【千歳】保護犬についての講話とセラピー犬の活動を組み合わ
せた「いのちtoこころの教室」が26日、北海少年院で開かれ、院生約40人が命の大切さを学んだ。
同院主催で、一般社団法人「保護犬のわんこ」(東京)が企画した。
講話では同団体の巽祐一郎代表が。繁殖しすぎて飼えなくなる多頭崩壊や、所有権放棄によって生まれる保護犬の生い立ち、犬の殺処分について説明した。院生は時折メモを取りながら真剣に聞き入っていた。
保護犬からセラピー犬になった「くるみ」と「もじぃ」と触れ合う時間では、2匹がすり寄ったり寝転がって甘える姿に院生から「かわいい」と声が上がっていた。
講話後、巽代表は「院生が良い笑顔で犬と触れ合ってくれた。命の温かみを知って前向きに生きていく力を犬から感じてもらえたら」と話した。(工藤さえら)
写真:院生と触れ合うセラピー犬の「くるみ」

北海道新聞 令和5年5月27日 朝刊

保護わんでは、この北海少年院を皮切りに全国の少年院で、この「いのちto(と)こころの教室」を行なっていきます。
また、全国各地の小学校、中学校、高等学校での開催も行う予定です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さい。

保護わん
hogoken@bbtv.jp
090-3002-2148




保護わん「チーム北海道」のメンバー


保護犬でセラピー犬の「くるみ」(右)と保護犬の「もじぃ」(左)

メンバーは北海道在住(代表の巽以外は全員)